メガネを掛けてメガネの上のラインが眉のカーブに、下のラインが顔の輪郭に合っていたら、それこそが似合うメガネの黄金率。顔のカタチにしっくりとなじんで、違和感を与えません。
フレームの横幅は顔の幅にあったものが良いでしょう。あまり狭くてこめかみの部分を圧迫するようなものは避け、逆にフレームの横幅が広すぎて、顔との間に広い隙間ができてしまうものも望ましくありません。
また、テンプル(つる)は十分長く、耳にしっかり掛かるもの、ブリッジの部分は鼻のカタチに合って、汗をかいてもずれにくいものを選ぶ必要があります。
皮膚の弱い方にはニッケルを用いていない材質のものが望ましく、最近ではチタンを使ったフレームが炎症を起こしにくいとされています。
フレームのつるの先端部分(耳に触れる部分)は樹脂でできたカバーで覆われていますが、これにも敏感に反応する方がいます。この部分は取替えが可能ですので、かゆくなったり、赤くなったりする場合は取替えが必要です
フレームの場合、誰にとっても似合う色は「自分の顔の中にある色」。肌色の同系色であるベージュや茶系統、唇や頬の色である赤系統、眉や髪の色である黒やグレーなど、顔と髪の毛の色がキーになります。
年齢が40代以前の方は単焦点レンズを選ぶのが一般的です。
単焦点レンズには、ガラスが中心の球面設計レンズ、ゆがみを減らしレンズの厚みを薄くする非球面設計・両面非球面設計レンズ、また、近くを見るときの目の調節力をサポートするニューコンセプトレンズもあります。
40代以降の方で老視が入ってきたら、手元専用の単焦点レンズ、いわゆる「老眼鏡」を選ぶか、多焦点レンズを選ぶのが一般的です。多焦点レンズには境目のある二重焦点レンズと、境目のない累進屈折力レンズがあります。累進屈折力レンズには、遠くも近くも見える遠近両用レンズ、室内用の中近レンズ、パソコンなどの手元とその周辺を見るための近近レンズ等さまざまなタイプがあります。
遠方から手元まで1本のメガネで済み、掛け外しをしなくて済むレンズです。
遠近両用レンズは遠・中・近が見えるように設計されているので、遠用→中間→近用と度数が変化します。なるべくなら加入度数(老眼の度数)が強くならない40歳代のうちから使用し始めることがポイントです。
屋内・室内専用のメガネとして開発されたレンズで、会議の際にボードを見たり、手元の書類を見たりするのに適しています。 また、主婦の方で、テレビを見たり、掃除をしたり、 料理をしたり、読書をしたりする場合を想定すると最適なメガネといえます
中近レンズよりも奥行きが短くなりますが、手元に関してはワイドに見ることができます。
デスクワーク中心でデスク周りをワイドに見たい方、パソコン作業の多い方には最適なレンズです。
レンズの材質には大きく分けてガラスレンズとプラスチックレンズがあります。
一般にガラスレンズの方がプラスチックレンズより薄くできますが、重量が重くなり歪みの少ない非球面レンズが高価なことから、現在ではプラスチックレンズが主流となっています。
屈折率はレンズの薄型化に重要な要素です。屈折率が高くなるほど同じ度数・設計のレンズは薄くなりますが、穴あけの耐久性や色のにじみ等さまざまな物性に違いが出てきますので、当店では度数の強さや用途により適切な屈折率のレンズ をお選びしています。
コーティングとは、レンズの表面に薄い膜を作ることです。
そのコーティングの機能は実にさまざまで、レンズのキズや反射を防止するものから、レンズを汚れにくくするコート等、レンズの機能を上げるためのさまざまなコーティングがあります。コーティングのレベルにより価格も異なるため、眼鏡の取り扱い方、使用する環境に応じて必要なコーティングをお選び致します。
肌と同系色なので自然な陰影がつき、彫りの深い目元に見せてくれます。
顔の彫りを深く見せるところはブラウンと似た効果がありますが、よりシャープな印象になります。
日本人の黒い瞳によく合い、知的でシャープな印象をかもし出す効果があります。
爽やかでクールな印象を演出します。肌色をキレイに見せる効果もあります。
落ち着いた印象を演出する色です。ピンク系のメイクとよく調和するので、女性におすすめです。
補聴器は、難聴で届きにくくなった音の情報を伝え、コミュニケーションや日常生活を助けるものです。
主に日常会話が聞き取れる程度に音を大きくすることを目安にしていますが、聴力によっては無理なこともあります。また、言葉の聞き取り能力の程度によっても、補聴器の効果は異なります。
聞きやすくするためには微調整が必要ですし、音に馴染んでいただく必要もございます。
耳掛け式で6万円位から、耳の穴に入れるタイプの補聴器で10万円から40万円くらいまで様々な機種がございます。
聴力が規定以下の場合、身体障害者に認定されます。認定を受けていれば、障害者総合支援法により補聴器購入時に補助が受けられます。
認定の手続き等詳しいことは、お住まいの自治体の福祉課にお問い合わせください。
補聴器は使う方の聴力に適切に調整されますので、聴力を悪化させるような過大音が出ることはありません。ただし 聴力は加齢とともに低下する傾向にありますので、身体的理由で補聴器使用中に聴力が低下することはあります。
補聴器はメガネと同じように気軽につけられる生活の必需装身具です。基本的に洗顔、入浴、就寝時以外は、できるだけ装用されることをお勧めします。
初めて補聴器を使う方、補聴器の買い替えの方、それぞれに補聴器に慣れるまでには時間が必要です。当店ではベテランの認定補聴器技能者が、お客様と一緒に無理のないスケジュールを立て、補聴器がお役に立てるようお手伝いいたします。
両耳で聞くことは両目でみることと同様に自然なこと。2つの耳は互いに機能しあっているので、両耳に難聴がある方は、補聴器を両耳に装用することで、片方の耳だけの装用よりも、音の方向や位置がわかり騒音の中でも会話が聞き取りやすくなります。
電池の寿命は電池の大きさや補聴器の機種によって異なりますが、概ね10日から20日程度で交換が必要になります。補聴器の多くの故障は修理で直すことができますが、医療機器の耐用期間(製造中止から5年)が過ぎますと修理不可能となることもあり、そのような場合は補聴器の買い替えが必要となります。
また、補聴器本体は異常なくても、ご使用になる方の聴力が低下し、その補聴器では音量が足りない場合は、補聴器の買い替えが必要となります。
普通の補聴器は水が入ると故障しやすくなるので、お風呂やプールなどでのご使用は控えてください。また、汗や湿気も大敵となります。
しかし、防水型補聴器は、対策がされていますので、水に濡れても大丈夫です。
メーカーにより対応が異なりますが、補聴器をお買い上げの翌日より1年以内に、火災・盗難にあった場合、公的機関の証明書を提示することにより同様機種による代替品提供を受けられる場合があります。